「いろどり本間工房」はじめます。
私は、作業療法士です。
主にALSを中心とする進行性の神経難病のコミュニケーション支援を経験してきました。
その経験から、進行の影響に対処していくことが療養生活の中心となることが多い中、生活にいろどりを添えるお手伝いができないかと考え移動工務店「いろどり本間工房」を立ち上げました。
工房は一般社団法人ましろに所属し、支援者に対する研修と相談やマイボイスの録音、他の機関との連携を主な事業内容としてはじめます。
今後、運営形態や活動内容が変更になっていく可能性がありますので、時折ホームページをご覧いただけたらありがたいです。
名称:いろどり本間工房
所属:一般社団法人ましろ
目的:「障害者総合支援法」が対象とする中でも特にALSをはじめとする進行性の神経難病領域において、要支援者の生活の質の向上につながる活動を行う。
対象:神経難病支援に関わる支援者(家族も含む)とする。
(マイボイスについてはお問合せください)
いろどりの5つの柱
<いろどり支援><生活の工夫><コミュニケーション研修><マイボイス><他との連携>
<いろどり支援>「昔は…、今は…、これから…」を一緒に考えます。
療養生活にいろどりを添えていただけるように、例えば
職業継続や生活のためにできること
趣味や余暇のためにできること などを支援します。
(具体例)
PC・スマホ・タブレットの工夫、生活を助ける福祉用具や機器の紹介
趣味の素材としては、紙カードの手回しオルゴール・パソコンでの楽器演奏(マイピアノ、マイギターなど)・絵本・読書など身近なものを工夫して用います。
<日常生活の工夫>
ALSの運動機能障害の特徴をご説明させていただいたうえで
腕を吊る方法・腕を下から支える方法・食事用のスプーンや台の工夫や
リフト・日用品を用いて低圧持続吸引をする方法などをご提案いたします。
<コミュニケーション研修>
以下の項目についてご希望に応じてご説明します。
文字盤…視線透明文字盤の使い方・視線透明文字盤の作り方
スイッチ…基本的なスイッチの種類と使い方(接点式スイッチ・タッチンサー・ピエゾセンサー・ピンタッチセンサー・EOGセンサーなど)とスイッチの身体部位への設置の仕方
意思伝達装置…意思伝達装置の基本的な使い方(HeartyLadderを例に)とスマホ・タブレットの工夫(アクセシビリティー・スイッチコントロール)
視線入力…基本的な適応と使い方
<その他>
・患者・家族会開催への協力
・講習会(コミュニケーション手段について、マイボイス等)